Quelio が対応するデータベースのバージョンと、データベースごとに「できること」「できないこと」をまとめています。 できないことの多くは、そのデータベース自体の仕様によるもの(SQLiteのALTER TABLEの制約など)と、 Quelio が未実装のものの2種類があります。理由も併記しています。
「対応バージョン」は、Quelio が使っているクエリ・コマンドが動作する範囲です。 ベータ版のため、記載したすべてのバージョンでの網羅的な検証は行っていません。
| データベース | 対応バージョン | 接続方法 | 根拠・補足 |
|---|---|---|---|
| MySQL | 5.7 / 8.0 / 8.4 / 9.x | TCP(SSHトンネル可) | 定義の取得に information_schema を使用。 EXPLAIN ANALYZE は MySQL 8.0.18 以降でのみ利用できます。MariaDB (10.x / 11.x) も接続・参照は可能ですが、動作確認は限定的です。 |
| PostgreSQL | 10 以降(12 以降を推奨) | TCP(SSHトンネル可) | カラム情報の取得に pg_attribute.attidentity(10で追加)を使用。 パーティションテーブルの表示も10以降です。スキーマ(search_path)に対応しています。 |
| SQLite | SQLite 3 系のデータベースファイル | ファイルを直接開く | エンジン(SQLite 3.51)をアプリに同梱しています。 環境に SQLite をインストールする必要はありません。存在しないファイルを指定しても新規作成はしません(打ち間違い防止)。暗号化DB(SQLCipher)は開けません。 |
| Valkey (Redis互換) |
Valkey 7.2 以降 / Redis 6.0 以降 | TCP・TLS(SSHトンネル可) | 値の更新に SET … KEEPTTL(6.0で追加)、stream の操作に XADD 系(5.0で追加)を使用。 動作確認は Valkey 8.1 で行っています。クラスタ構成・Sentinel は未対応です。 |
| 機能 | MySQL | PostgreSQL | SQLite | Valkey |
|---|---|---|---|---|
| 接続 | ||||
| SSHトンネル(鍵認証・パスフレーズ) | ✓ | ✓ | —ローカルファイル | ✓ |
| SSM / Cloud SQL Auth Proxy 経由外部CLIが必要(AWS CLI + Session Manager プラグイン / cloud-sql-proxy) | ✓ | ✓ | —ローカルファイル | ✓SSMのポート転送 |
| TLS接続 | ✓検証あり/なしを選択 | ✓検証あり/なしを選択 | — | ✓SNI指定に対応 |
| データベースの切り替え | ✓ | ✓スキーマも表示 | —1ファイル=1DB | ✓DB番号 |
| 閲覧 | ||||
| テーブル構造(カラム/インデックス/外部キー) | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| 日本語の論理名(コメントの分割表示) | ✓ | ✓ | —コメントの仕組みが無い | — |
| 概算行数の表示 | ✓ | ✓ | —統計情報が無い | — |
| 名前で探す(テーブル名・カラム名・コメント) | ✓ | ✓全スキーマ | ✓ | △キー名で検索 |
| 値で探す(データの中身から検索) | ✓ | ✓ | ✓ | ✓値・キー名 |
| 実行中の接続・SQLの一覧(中止・切断) | ✓要 PROCESS 権限 | ✓要 pg_read_all_stats 等 | —サーバーが無い | — |
| ER図(リバース・編集・PNG出力) | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| 関数・プロシージャ・トリガの定義表示 | ✓ | ✓ | △トリガのみ | — |
| CREATE 文の表示 | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| スキーマ比較・定義書の出力(CSV / Excel) | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| SQL・コマンド | ||||
| SQL実行(複数文・選択実行・ページング) | ✓ | ✓ | ✓ | △コマンドコンソール |
| 入力補完(テーブル名・カラム名) | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| EXPLAIN | ✓ | ✓ | △QUERY PLAN | — |
| EXPLAIN ANALYZE(実測値つき実行計画) | △8.0.18以降 | ✓ | —SQLiteに無い | — |
| トランザクションモード(自動ROLLBACK) | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| 結果の CSV / Excel 出力 | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| 結果の自動キャプチャ(PNG) | ✓ | ✓ | ✓ | △コンソール結果のみ |
| 編集 | ||||
| データの編集(UPDATE / INSERT / DELETE) | ✓ | ✓ | ✓ | ✓キーと値 |
| テーブルの作成・改名・削除 | ✓文字コード・照合順序も指定 | ✓スキーマを指定 | ✓ | — |
| データベース・スキーマの作成・削除 | ✓文字コード・照合順序も指定 システムDBは削除不可 |
✓エンコーディング・照合順序も指定 スキーマも対応 |
—1ファイル=1DB | —DB番号は固定 |
| テーブルの日本語名(テーブルコメント) | ✓ | ✓ | — | — |
| カラムの追加・削除・改名 | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| 型・NOT NULL・デフォルトの変更 | ✓ | ✓ | —ALTER TABLEの制約 | — |
| 照合順序(COLLATE)の変更 | ✓ | △型指定とまとめて実行 | — | — |
| カラムの並べ替え(ドラッグ) | ✓ | —PostgreSQLに無い | — | — |
| 外部キーの追加・削除 | ✓ | ✓ | —後から付け外しできない | — |
| インデックスの追加・変更・削除 | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| インデックス種別の指定 | ✓BTREE / HASH / FULLTEXT / SPATIAL | ✓btree / hash / gist / gin / spgist / brin | —種別の概念が無い | — |
| CSV / TSVファイルの取り込み | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| 日本語のテストデータ生成氏名・住所・電話番号など。外部キーは参照先の値から選びます | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| エクスポート/インポート(外部ツール連携) | ✓mysqldump / mysql 接続設定のTLSを引き継ぎます |
✓pg_dump / psql 接続設定のTLSを引き継ぎます |
— | — |
| ユーザー・権限 | ||||
| ユーザー/ロールと権限の一覧見る権限が足りない接続では、見えるぶんだけを出して断り書きを添えます | ✓ | ✓ | —ユーザーの概念が無い | —未実装 |
| 作成・パスワード変更・改名・停止・削除サーバー既定のユーザーと、今つないでいる自分自身は変更できません | ✓名前と接続元ホストの2つ組で1人 | ✓停止は NOLOGIN。削除は権限と持ち物を片付けてから | — | — |
| 権限の付け外し(GRANT / REVOKE) | ✓サーバー全体/データベース/テーブル | △データベース/スキーマ/テーブル 列単位と既定権限は表示のみ |
— | — |
| AI連携(MCPサーバー) | ||||
| AIクライアントからのスキーマ参照テーブル・カラムの一覧と定義、日本語名(コメントの論理名)、名前での検索 | ✓ | ✓ | ✓ | —第1弾はSQLを書くDBのみ |
| AIからのSQL実行(参照)1文のみ・既定200行/最大1000行。トランザクションとセッション設定は常に拒否 | ✓ | ✓ | ✓ | — |
| AIからのSQL実行(更新)実行のたびにQuelioの画面で許可を求めます。「本番」環境の接続では許可できません | △許可制 | △許可制 | △許可制 | — |
できないことは、理由を「DBの仕様」と「Quelio 未実装」に分けて記載しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み取り専用モード | 接続ごとに「読み取り専用」を指定できます。指定すると、SQLの更新系・DDL・行編集・Valkeyの書き込みコマンド・SQLファイルの取り込みをすべて拒否します。画面側でも変更操作を出さず、タブに R/O バッジを表示します。 |
| 取り返しのつかないSQLの確認 | DROP / TRUNCATE や WHERE の無い UPDATE / DELETE は、実行前に接続先とSQLを出して確認します。ALTER / RENAME の確認は 設定 > 一般 で外せます(マイグレーション用のSQLをまとめて流すとき向け)。 |
| 画面に出す件数・文字数 | 結果は1000行ずつ、1セルあたり1000文字までの表示です。CSV / Excel 出力はそのSQLの全行、EXPLAIN は全文を表示します。Excelは1シートの上限(1,048,575行)を超えると中止します。 |
| TLSの検証 | MySQL / PostgreSQL は接続ごとにTLSの使い方を選べます(既定 / 使わない / 必須 / CA検証 / CA+ホスト名検証)。CA証明書とクライアント証明書のファイルも指定できます。証明書を検証しない設定のときは、接続設定と画面下の帯に「TLS未検証」の注意が出ます。SSH踏み台を経由する場合は接続先が 127.0.0.1 になるため、ホスト名の検証はできません(CA証明書の検証までを行います)。手元のDBとSSH / SSM経由の接続には注意を出しません。 |
| 日時のタイムゾーン | 接続のタイムゾーンをアプリを動かしている端末に合わせます。TIMESTAMP列やテーブルの作成・更新日時は、mysql コマンドや psql と同じ時刻で表示されます。PostgreSQL の timestamptz には時差(+09:00 など)を添えます。 |
| AI連携で対応するクライアント | Claude Code(HTTP)/Claude Desktop(Quelio自身を中継役として起動)/HTTP対応のクライアント全般(Cursor など。URLと Authorization ヘッダを書ける形式)。設定 > AI連携 に、ポートとトークンを埋め込んだ設定文が出ます。コピーして貼るだけで、書き換えは要りません。 |
| AIに渡らないもの | 接続先のホスト名・ポート・利用者名・パスワード・SSHの設定(鍵のパス・パスフレーズ)は、AIへ渡しません。AIが知るのは接続名・DBの種別・環境ラベル・公開レベルだけです。AIクライアントの設定ファイルにもDBの情報は書きません(書くのはQuelioのURLとトークンのみ)。待受は 127.0.0.1 のみ・トークン必須・Quelioを起動している間だけ。既定ではどの接続も公開しません。AIが実行したSQLはすべてSQLコンソールに [AI] 付きで残ります。 |
| 対応OS・言語 | macOS(Apple Silicon)/ Windows(x64)。UIは日本語のみです。保存したパスワードの暗号鍵をOSのキーチェーン(Windowsは資格情報マネージャー)に預ける作りのため、Linux版は配布していません。 |
ここに無い機能のご要望や、記載と実際の動作が違う場合は GitHub Issues までお知らせください。